花火の「革新」に挑む

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感動を生み出すのは豊かな創造力。
常に花火の新たな可能性を探求しています。

基礎技術を磨き、その土台の上に独創性という花を。

三重芯変化菊 その1

色も含めて丸い花火を綺麗に開花させるのは基礎技術で、それが確立されていないと美しい創造花火はできません。 丹念に基礎技術を磨きながら、その土台の上に独創性という花を開かせる、それが大切であると私たちは考えています。

特に、花火の明るく澄んだ色合いは私たちの独創性の重要な要素。形は真似ができても色合いだけは自らが実験をし、検証を踏まないと決して出すことができないからです。色を出す材料、その配合比率など、試行錯誤を繰り返し、オリジナルな色合いを考案、他社との違いを追求しています。そして色の良否へのこだわりは、伝統的な丸い花火にも良い結果をもたらすことになりました。

独創性を特に試されるのが「創造花火」への挑戦。

大曲の花火 総理大臣賞

中でも、「創造花火」を競技部門に設ける全国屈指の花火大会である大曲の全国花火競技大会は、その名のとおり、色彩・リズム・立体感・構成など複合的な観点から独自性・創造性を審査され、さらには独創的なタイトルからイメージできるテーマを花火で表現できているかなども採点の重要なポイントとされています。

磯谷煙火店は、この大曲の花火大会でも最高の栄誉とされる「内閣総理大臣賞」を2度受賞、そのオリジナリティが高く評価されています。

「メロディー花火®」から「ドラマチックハナビ」へ。進化は、止まりません。

メロディ

演出面では1989年、私たちは当時、伝統技術と相反するものと思われていたコンピューターと電気点火を組み合わせた点火器を業界に先駆けて開発。それにより、花火の打揚演出に新たな1ページが加えられました。かつてない花火と音楽とのシンクロを可能にしたのです。そして、その結晶として生まれたのが「メロディー花火®」です。

その後「メロディー花火®」は独自の進化を続け、最新形は「ドラマチックハナビ」に受け継がれています。「ドラマチックハナビ」とは、花火がナレーションと音楽さらに効果音とシンクロして打ち上げられるストーリー仕立ての創造花火で、まさに花火による一大エンターテイメントショーといった気分を観客は味わうことができます。