お知らせ
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投稿日:2021/02/02
株式会社磯谷煙火店 磯谷尚孝
高校入学祝いで祖父から一眼レフのカメラをもらいました。当時花火大会にも時々連れて行ってもらっていたので、何回かは花火の写真を撮った経験はあります。撮ったのは主に単発の花火だったので、まあまあそれなりに撮れました。スターマインの撮影だったら、そうはいかなかったでしょう。当時はもちろんフィルムカメラの時代です。それ以来撮影はしていなく、趣味にはなりませんでした。
「花火はよく芸術と言われるけれど、陶器などのように完成してからじっくり眺めることができないのが残念だ。」と先代である父は言っていました。父の時代には記憶にだけにしか取って多くことができませんでした。父の自信作を言葉で説明してはもらいましたが、私は想像することしかできませんでした。デジカメの普及が一役買っていると思いますが、花火大会などでカメラマンの多さに驚かされます。今を生きている私たちは幸運です。写真でもビデオでも自分たちの花火を振りかえられます。記憶には残らなかった瞬間でも、写真、ビデオには記録されていて、改良点が見つけられることがしばしばあります。
社内事務所に気に入った花火の写真を展示していますが、訪問された方々は、よく写真を見て「これ本当に写真ですか?」と驚かれます。日夜撮影技術の向上を目指していらっしゃる方の写真は違いますね。もちろん撮影技術だけでなく、花火のバックグラウンドの知識も出来映えに大きく関係するのは間違いありません。今まであまり掲載してこなかったお二人の写真を掲載します。確かな撮影技術を裏付けに、最適の一瞬をとらえた力作です。
T.Watanabe (2020 ISOGAI花火劇場)
Hiroki Oka (2020 ISOGAI花火劇場)
T.Watanabe (2014 おいでんまつり)
Hiroki Oka (2019 ISOGAI花火劇場)