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コロナ禍に見舞われる花火業界

投稿日:2021/05/27

株式会社磯谷煙火店 磯谷尚孝

 昨年を振り返ってみますと、ゴールデンウィーク前後に多くの花火大会開催中止連絡が一斉に入りました。そして全国では9割の花火大会が中止になり、他業種と比べても最大のダメージを受けました。翌年つまり今年の業況は何となくですが、ある程度例年並みに回復すると思い描いていたのですが、現在感染波は地方都市にまで影響を及ぼし、昨年のように地方は大都市ほど影響を受けないと言えなくなっています。このことに関しては昨年より明らかに状況は悪化しています。5月に入り全国有数の花火大会中止が報道される中、今年は昨年ほどの開催中止はないという確信が持てない状況になっているのです。苦難の期間がまだ続きそうで先が読めません。花火業界では夏のシーズンを逃すと翌年の夏まで花火の需要はないのが通例で、多くの花火会社がそこまで持ちこたえられるかが懸念されます。弊社では昨年4月から休業に入り、8月の1ヶ月と12月の1週間稼働しただけで、現在も休業が継続されています。

koshien2019

2019花火劇場